
本記事では、皆様のこういった悩みに答えます。
- コンサルタントの一週間は?
- コンサルタントの一日は?
- コンサルタントは忙しい?(PART2)
典型的な一日について、コンサルタントとして働く私が以下の構成で解説します。
以前【忙しい?】コンサルタント【たくさん休みも取れます】にて忙しさを解説しましたが、さらに細かいレベルで忙しくなる要因も説明します。
目次
コンサルタントの仕事の進め方
コンサルタントの仕事はプロジェクトや役職によって変わりますが、基本的にはプロジェクトに関連する作業・打ち合わせを行います。
仕事の基本的な流れは、クライアントの要望を確認する、内部で方針を決める、個々の作業を行う、内部で作業を確認する、クライアントに提示するという流れになります。

コンサルタントの一週間と一日
上記の5つの事項が一週間くらいで進むことが多いです。
仮に月曜日から5日サイクルできれいに一周回るとした場合、次のような一週間になります。
月曜日午前(5. クライアントに提示する・1. クライアントの要望を確認する)
「5.クライアントに(実施事項や提案を)提示する」ことから始まっているのは、先週分の内容を提示していることを意図しています。
先週までの実施事項や提案を提示して意見をもらいつつ、次の週にやらなければいけないことについても協議することで、「1. クライアントの要望を確認する」を実施します。
クライアントミーティングの時間の長さはプロジェクトにもよりますが、2時間くらいが多いと感じます。
事前に、議題を提示の上、打ち合わせの前日くらいには、所要時間や事前送付資料を共有します。
月曜日午後(2. 内部で方針を決める・3. 個々の作業を行う)
コンサルタント会社の内部で、午前中にクライアントと確認した今週実施すべき事項の整理や、各メンバーの分担などについて話し合います。
分担や期限を決めたら、個々の作業を行います。
個々の作業においては、本格的に作業を始める(Excelやパワーポイント資料を作る)前に、
ラフなドラフトを作成して内部(特にレビュアー)に提示することで、作業の手戻りがなくなります。
火曜日~金曜日(3. 個々の作業を行う・4. 内部で作業を確認する)
個々の作業を進めて、適宜内部レビューを行います。
金曜日には次の月曜日にクライアントに示す資料を完成させ、可能であれば事前資料を送付することが望ましいです。
忙しくなる要因
さて、シンプルにまとめるとかなり余裕のありそうなスケジュールになりましたが、実際には忙しいことが多いです。
このような流れから起こる忙しい理由は、議題が多いこと(量)、議題の難易度が高いこと(質)、又はサイクルが短いことがあります。
議題が多い
議題が多い場合、議題ごとにクライアントの要望があり、打ち合わせの準備も一つ一つ必要になります。
次の打ち合わせの議題が一つしかない週と、議題が五つある週では、準備に必要な時間が単純計算で5倍の差になります。
また、兼務することでも、単純に議題が増えますので、忙しさが増します。
議題の難易度が高い
議題の難易度が難しい場合、クライアントとの打ち合わせや内部の打ち合わせは一回ではなく、複数回実施する必要があります。
打ち合わせが増えれば増えるほど、定時内の作業時間等が無くなっていきますので、忙しくなります。
サイクルが短い
上記の例では1週間のサイクルでしたが、中には週に二回打ち合わせを実施したり、さらにサイクルが短いことがあります。
その場合、上記のサイクルを高速で回す必要があるため、かなり厳しい日程となります。
以前は週2,3回打ち合わせを実施するプロジェクトがあり、2日でサイクルを回していましたが、打ち合わせで提示が終わってしまうので、残業がかなり多かったです。
サイクルが短くなる場合は、期限が近いものが多い時や短期間で終わらせるプロジェクトの場合があります。
実例:忙しくなりがち
実際にゆったりしているプロジェクトもありますが、経験則的には忙しい時期のほうが多いです。
直近では特に「議題が多い」ことが主な理由です。
上記の打ち合わせ以外にもクライアントと電話して認識合わせを行ったり、内部の打ち合わせも多く実施しており、話していると定時が終わっています。
また、関係者も多いので、話す相手が多いことも原因となっています。
そのため、定時後に作業を行い、翌日もクライアントや内部メンバーと話していると定時が終わり、・・・ということが多いです。
また、クライアントに提示する資料は、こだわればこだわるほど作業が増えます。
要点を押さえた資料作成や討議が必要になってきますね。